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品質向上でより良いものを!

建設工事

こんにちわ! 今回は、品質管理について書いていこうと思います。

建設工事は完成すれば終わり。というわけではありません!

昨今では、データ改ざんやずさんな施工管理による品質不良などが世間で話題となっております。

建設構造物は、10年・20年など長期の耐用年数を持つよう設計されています。
そのため、品質管理を徹底し、より良いものを顧客に提供しなければなりません。

完成すれば不透明となってしまう建設構造物。
施工のプロセスも可視化し、より良いものを提供できるよう、工事期間中の品質管理の重要性をお話していきます。

【施工の4大管理『安全管理』『品質管理』『工程管理』『原価管理』】

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品質管理とは

設計図や仕様書の品質を満たすため、品質評価の試験を行ったり、工程ごとの品質や出来形を確認したりするのが品質管理です。

品質管理で主に行うことは、各作業工程ごとに「写真を撮って証拠を残す」ことです。

撮影するのは、各作業工程ごとの状況や材料の寸法,形状確認、保管状況など多岐にわたります。
実際の建設工事では、設計図通りに作業が進んでいるか、品質を満たしているかを確認し、その証拠を写真に残してから次の工程に移ります。


品質管理は、予定工期内に健全な構築物を完成させることにつながる重要な要素と言えます。

品質管理手順

一般的に以下のような手順で行われます。

  • 品質規定方式,工法規定方式に基づき管理方法を検討する
  • 管理する品質特性を決め、その特性についての品質標準を定める
  • 品質標準を定めるため作業方法を決める
  • 定めた作業方法に従って施工を実施してデータを取る
  • 各データがゆとりをも持って品質規格を満たしているかどうかを、ヒストグラムによって確かめる。
  • 異常が確認された場合には原因を追究し、再発しないために作業方法の見直しなどを行う

品質管理を行うためには

品質管理では、写真撮影のスキル、マネジメント能力、コミュニケーション能力、責任感というのが必要な能力と言えるでしょう。

写真撮影をする際は、品質を証明できる写真、かつ設計書や仕様書にある条件を満たしているかがわかる写真であること。
また、撮影した写真の状況説明を行うことも重要な業務なので、現場をくまなく見て回り、施工を理解することが大切です。

特に新人監督さんの場合は、写真管理を行うことで、作業手順をなんとなく覚えていくことができるかとおもいます。
実際に私も初めての現場では、先輩が過去に行った写真の流れをみて、それに沿った管理を行ってきました。

マネジメント能力とは、品質を満たしているか、管理計画通りに工事が進んでいるかなどの管理に欠かせません。
また、協力会社と連携を取らなければならないので、コミュニケーション能力も同時に必要とされます。

顧客の要望を聞くことも施工管理の仕事では重要ではありますが、Yesマンだと工期が遅れかねません。施工上の課題を踏まえ、顧客が納得できるようなコミュニケーションを取ることも求められます。
ここで重要なのは、「面倒だから嘘をつく」ということではなく、顧客の要望と納期,施工上それを行うことが可能か否かとゆうことを総合的に判断し、「顧客に対し、誠心誠意を尽くす」ということです。

最後に

品質管理に誠意を尽くし取り組むことで、『信用,信頼』というものが得られると思っております。

それとは逆に品質管理を怠り不良品を提供すると、いままで築き上げてきた信用というものが、一瞬にして崩れ去ってしまいます。
一度崩れた信用は、簡単には修復できるものでも、お金で買えるものでもありません。

きちんとした管理を行うことで、自信をもって提供できるでしょうし、売り込みも出来るはずです。

信用,信頼を勝ち取れば、おのずと仕事が舞い込んでくることでしょう!

それでは!

【施工の4大管理『安全管理』『品質管理』『工程管理』『原価管理』】

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