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コンクリート打継目処理

建設工事

コンクリートの打継目処理方法についてみていきましょう。

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水平打継目

水平打継目は,、旧コンクリートの表面のレイタンスを除去してから打継ぐことが基本である。

旧コンクリートの打継面処理方法は、硬化前処理硬化後処理がある。

硬化前処理方法

旧コンクリートの凝結終了後に高圧の空気及び水でコンクリート表面の薄層を除去し、粗骨材部分を露出させる方法。

打継面積が広い場合に能率が良い。

ただし、適切な時期,方法で行わないと、逆にコンクリートを害する恐れがある。

硬化後処理工法

旧コンクリートがあまり硬くなければ、高圧の空気や水で入念に洗うか、水をかけながら表面をワイヤーブラシで粗面にする。

硬い場合は、ワイヤーブラシで表面を削るかのみ等でチッピングを行う。

チッピングはコンクリート中の骨材を緩ませる恐れがあるので注意が必要。


レイタンスの除去は、配合にもよりますが、10㎜程度の除去を目安とすると良いでしょう。
(骨材表面が、1/3~1/4程度見えるくらいに)

打継前には、旧コンクリート面の清掃,十分な吸水,水溜まりやごみ等の除去を行う。

打継面にモルタルを敷く方法は、新旧コンクリートの付着をよくするために効果的とされている。
※モルタルの水セメント比は使用するコンクリートの水セメント比以下とする

鉛直打継目

鉛直打継目は、旧コンクリート面をワイヤーブラシで削るかチッピングにて粗面にする。

十分に硬化したコンクリート面の継目処理にはチッピングが効果的である。
チッピングで緩んだ骨材は取り除く。

打継前には、旧コンクリート面の清掃,十分な吸水,水溜まりやごみ等の除去を行う。

打継直前にはセメントペースト,モルタル,湿潤面用エポキシ樹脂等を塗布する。

まとめ

コンクリートの打継目処理には、水平打継目処理鉛直打継目処理があり、
それぞれに適した処理方法がある。

打継目は構造上の弱点になりやすい。

一体化を確保する為に適切な処理を!

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