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盛土転圧の最適解

建設工事

盛土は道路の構成や宅地造成盛土、河川堤防盛土など
構築するものによって様々な断面をもっている。

また、盛土材料の材質によっても締固め方法,機械などが異なってくる。
その盛土についてポイントを見ていきましょう。

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転圧時の土の状態

土は転圧されると一般的には下記の通りとなる。

  1. 土中の空気が減少する
  2. 土が密な状態となる
  3. 土の強度が増加する
  4. 土の圧縮性・排水性が減少する
  5. 外力に対して抵抗力が大きくなる
  6. 安定性が高くなる

盛土施工方法の検討

効果的な転圧を行う為には、盛土材料・転圧機械・施工含水比・
一層の仕上がり厚さ・転圧回数について検討する必要がある。

粘着性の強い土質材料を転圧する場合には、
圧密するような転圧方法が効果的であるとされている。
(タイヤローラなど)

砂質土のような粘着性に欠ける材料は、
振動を伴う転圧方法が効果的とされている。
(振動ローラなど)

また、盛土の転圧は最適含水比の状態
施工することが最も効果的であるとされている。

一層の仕上がり厚さ

一層の仕上がり厚さを大きくすると、それに比例して転圧効果が減少する傾向がある。

路体では、30㎝以下
路床では、20㎝以下
を標準としている。

まとめ

盛土の転圧は同じ方法で行ったとしても、材料の性質が異なると
転圧効果も異なってくる。

特に盛土材料の含水比が大きく影響を与える。

試験盛土を行うことも重要です。

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