こんにちわ! 今回は原価管理について書いていきます。
施工管理の4大管理の一つ『原価管理』とは、簡単に言うと『会社の利益確保』と言えるでしょう。
原価管理を習得することにより、顧客から頂けるお金に対し、どのくらいの支出があり、会社へどのくらい利益が残るのかという目標を明確化することができます。
また、民間工事と公共工事では、原価管理の流れが若干変わってきます。
【施工の4大管理『安全管理』『品質管理』『工程管理』『原価管理』】
民間工事の一般的な受注から原価管理の流れ
- 顧客より見積の依頼がくる
- 依頼内容に沿った計画を立案
- 計画内容が良ければ、それを実行する為の費用を算出する ← 予算書の作成
(人件費・材料費・機械費・経費等) - 予算書の合計に会社の利益を計上し、見積提示金額を決める
- 見積書を顧客へ提示し、納得していただければ発注の依頼を受け、工事を受注
- 計画に基づき、工事の施工を行う
- 予算書に基づき、作業者・材料,機械等を手配し、実行する
- 実行した予算が計画した予算と差異が無いか確認する
※適宜、予算が適切に消化されているか確認を行い、
差異が発生している場合には原因を追究し、利益確保の立て直しを図る - 工事完了後、実行した予算を集計し「清算書」を作成する
簡単に流れをリストアップしましたが、民間工事では、「予算」を立ててから「見積」をする流れが一般的と言えるでしょう。
ですので、想定外なことが起こらない限り、「最初に計画した予算」と「実行した予算」がイコールになるはずです。むしろ、企業努力で、5日かかる工事日数を4日に短縮させ人件費を圧縮し、利益をupさせることが目標となり得るでしょう。
公共工事では
公共工事は一般的には入札に応じ、落札できれば受注することができます。(少額工事は除く)
入札には、基本的に設計図書が公開され、入札時の工事費内訳明細も決まっています。
入札時の工事費用計算を、「積算」と言い、ほとんどの業者は積算専用ソフトをしようしています。
また、施工の単価も「標準歩掛」というものがあり、積算ソフトで条件を入力すると、おのずと単価が決まってきます。
それを積み上げることにより、工事費が算出されます。
↓ 入札から原価管理までの流れ
- 入札に応じ、落札する
- 会社に残す目標利益を決める
- 工事を実行する為の費用を算出し、「予算書」を作成する
- 落札した受注金額に対し、予算がどのくらいかかり、会社へどのくらいの利益が残るのか確認する
- 利益が目標に達していなければ、再度精査を行う。
それでも変わらない場合は、会社と相談する。 - 予算書の決済を受け、それに基づき工事を実行する
- 予算書に基づき、作業者・材料,機械等を手配し、実行する
- 実行した予算が計画した予算と差異が無いか確認する
※適宜、予算が適切に消化されているか確認を行い、
差異が発生している場合には原因を追究し、利益確保の立て直しを図る - 工事完了後、実行した予算を集計し「清算書」を作成する
簡単ではありますが、おそらく皆さんもこんな感じの流れなのではないでしょうか?
7番以降は同じですが、公共工事では、まず入札担当者が標準歩掛に基づいて積算を行い、入札に応じ、受注後に現場担当者が予算を立案し、会社の承認を得る。
それに基づいて、原価管理を行う。という流れになります。
原価管理の重要性
1つの工事で、数百万円~数千万、多いと何億円など、工事には多額の費用がかかります。
工事をする会社は、「お金を貰う立場」でありますが、それと同時に「工事を実行する為にお金を払う立場」でもあります。
工事を受注したは良いが、「原価」という意識が無いと、逆に支出が多くなり、赤字に….なんてこともあり得ます。
現場監督となり施工管理を行う上では、お金の管理する意識も非常に重要となります。
工事現場を健全に運営することで、おのずと会社も健全に運営できることにも繋がってきます。
また、現場の進捗状況と原価の消化は密接な関係にあり、
「現場はこんなに進捗しているのに、なんで原価はこれしか消化していないんだろう?」だったり
「こんなに予算を使っているけど、現場は全然進んでないぞ!?」だったりと、
何かを忘れていたりした場合、こうしたところから気付いたりすることもあります。
最後に
日常生活でも、給料日になれば、「今月の給料はこんくらいか!でもこのくらい支払いがあるし…貯金はどのくらいできるかな….?」なんてことは誰しも考えるはずです。
これも立派な原価管理でしょう。
原価管理を習得し、工事でより利益を確保できるようになれば、会社もそれを評価し、給料も上がるのではないでしょうか。
それでは!