マネジメント(management)とは、直訳すると 【経営・管理】 である。
マネジメントは、会社や組織を運営していく上で、必要不可欠といえるでしょう。
マネジメントとは?
P.F.ドラッカー氏の著書『マネジメント』から、マネジメントという言葉が世に広まる。
ドラッカー氏は、マネジメントを以下のように述べている。
「マネジメントとは、組織に成果をあげさせるもの」
組織に成果をあげさせるもの……とは?
なんか簡単なようで難しい言葉だ。
まぁ前述のとおり、直訳が 経営・管理 となっているので、
『経営がうまく回るための管理』と捉えても良いかも!
なにを管理するのか?
経営がうまく回るための管理って、なにを管理するのかというところですが、
大きく2種類あると思っている。
1つめは、「 自己管理 」
2つめは、「 組織管理 」
この2つの管理を適切に行うことが出来れば、うまく回ると思われます。
2種類の管理がありますが、実行していく目標は同じ!
目標設定① 時間
目標の①として考えるのは、時間の管理
時間というのは、どの人も同じだけ与えられている共通のものであり、
1日=24時間 をどのように使うことが出来るのかで少しづつ、
人それぞれに差が生まれてくる。
結果を出せない人の特徴
・生産性の低い長時間労働を行う
・目標とは無関係なことに時間を費やしている
・ゲームなどに熱中し、翌日は寝不足で生産性が低下
etc…
私も人のことは言えませんが、確かにこれはあまり良くないですよね…
いろいろな本を読みましたが、この『マネジメント』の中で最も重要と言われているのは
この時間の管理ではないかなと思いました。
時間にルーズな人は信用されません
能力の高いビジネスマンほど、時間の厳守や連絡に対するレスポンスは早いです。
人を待たせるということは、人の時間を奪っていると同じ事かもしれません。
時間にルーズ は人からの信頼を失う行為だと認識しましょう!
時間を有効に活用する為には、アイゼンハワーマトリクス
こちらを参考にすると分かりやすいかも
目標設定② 業務
目標の②は、業務のコントロールです。
常に業務は処理していかなければ自然に消滅することはありません。
怠けて、後回しにしていくと徐々に仕事が溜まっていき、一人では
処理しきれない量になってしまうことも…
そうなってしまうと、普段なら出せる実力も出せず、「良いもの」を
生み出すことは出来ません。
業務をコントロールすることで、実力を最大限に発揮し、
「より良いもの」を提供することができるはず
『無駄』を削減する
今まで通常にやってきたことが、実は超無駄なことだったりします。
例えば、
- 手待ちの無駄
後半しか出番のない会議に最初から参加すること など - 運搬の無駄
アドバイスとは無関係に上長に印鑑を貰いに行く行為 など - 過剰な品質
プレゼン資料の過剰なデザインや不要な加工 など - 動作の無駄
自分の席から作業場やプリンターが遠い など
このようなことが挙げられます。
形骸化したものに時間を割く行為が、地味に大変であったり、
上長にいちいち確認を取るのも面倒だったりします。
必要なことはやらなければなりませんが、形だけのものは業務効率を
下げるだけで、良いことは何もないですね。
目標設定③ 感情
働くうえで感情のコントロールも重要となってくる
イライラしたりすると、仕事の質が低下したり、モチベーションが下がったり
周囲とのコミュニケーションがとりずらくなったりと、仕事に影響がでてくる
場合があります。感情をコントロールすることは、仕事の質を保ち、周囲との
調和を図ることにもなります。
表に出やすい感情
- 口調・言動
攻撃的な発言や自信のないネガティブ発言 など - 表情
眉間にしわをよせたり、目を合わせない など - ボディーランゲージ
貧乏ゆすりや舌打ち など
かといって人間そんな簡単じゃない…
イライラするときは誰しもある
そんなときは、『自分を客観視してみる』
客観視するというのは、自分だけに非があると思わず、第三者から見た場合に
問題は個人ではなく、上司や会社の体制にある場合もある
そういった観点を持つことで、感情を和らげることができる
感情がもたらす周囲への効果
○ポジティブな感情
- コミュニケーションが増え、創造的な意見が出る
- 心理的な安全性が高まる
- 組織の雰囲気が良くなる
etc…
○ネガティブな感情
- モチベーションが低下する
- 不満ばかりになる
- 意見が言いにくい
etc…
まとめ
最低限 「時間」「業務」「感情」 をコントロールすることで、
仕事の効率が上がり、組織の雰囲気も良くなる。
このマネジメントというのは、会社,上司となる人,
従業員すべてにあてはめられると思う。